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KYS:013
箱根八里は(馬子唄)/中国地方の子守唄/子守唄/子守唄(山田耕筰補訂詩版)
本文:12ページ 価格:700円(税別)
[楽曲解説]
「箱根八里は(馬子唄)」 藤原義江の求めに応じて編曲され、彼に捧げられた、1927年の作品。山田自身大変お気に入りの旋律であったようで、1950年代にヴァイオリン、鈴付きの版を作成しているほか、彼のオペラ「黒船」や「あやめ」にもその旋律を聴くことができる。 「中国地方の子守歌」 岡山県西南部周辺に伝わる民謡「ねんねん守の唄」を1928年に編曲した作品。当地出身であったテノール歌手上野耐之が山田に聞かせたところ、山田が大変気に入り、伴奏を付けて歌曲に仕上げた。現在では全国に普及し、子守歌の代表のような唄であるが、そのはじまりはこのようないきさつであった。 「子守唄」「子守唄(山田耕筰補訂詩版)」 1918年、ニューヨークにおいて出版社カール・フィッシャー社のために山田は「子守唄」をはじめ「かぞえうた」などいくつかの日本古謡を編曲し、『Japanese folk songs』として出版している。その後1950年刊行の『山田耕筰名歌曲全集1』において、メトロノーム記号を60から72に変更されたほか、歌詞も山田本人が補訂したものに差し替えられた。1993年刊行の春秋社新全集では初版の楽譜のみが掲載されているが、本書では両方の稿を掲載している。
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[楽曲解説]
「箱根八里は(馬子唄)」
藤原義江の求めに応じて編曲され、彼に捧げられた、1927年の作品。山田自身大変お気に入りの旋律であったようで、1950年代にヴァイオリン、鈴付きの版を作成しているほか、彼のオペラ「黒船」や「あやめ」にもその旋律を聴くことができる。
「中国地方の子守歌」
岡山県西南部周辺に伝わる民謡「ねんねん守の唄」を1928年に編曲した作品。当地出身であったテノール歌手上野耐之が山田に聞かせたところ、山田が大変気に入り、伴奏を付けて歌曲に仕上げた。現在では全国に普及し、子守歌の代表のような唄であるが、そのはじまりはこのようないきさつであった。
「子守唄」「子守唄(山田耕筰補訂詩版)」
1918年、ニューヨークにおいて出版社カール・フィッシャー社のために山田は「子守唄」をはじめ「かぞえうた」などいくつかの日本古謡を編曲し、『Japanese folk songs』として出版している。その後1950年刊行の『山田耕筰名歌曲全集1』において、メトロノーム記号を60から72に変更されたほか、歌詞も山田本人が補訂したものに差し替えられた。1993年刊行の春秋社新全集では初版の楽譜のみが掲載されているが、本書では両方の稿を掲載している。