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KYS:010
からたちの花/かやの木山の
本文:12ページ 価格:500円(税別)
[楽曲解説]
「からたちの花」 1924年作曲。北原・山田コンビによる最高傑作であるだけでなく、日本歌曲最大の傑作と言っても過言ではない名曲である。「よ」を脚韻にしたのどかな 詩から溢れるリズムを大切にすくい取り、語りかけるような緩やかなメロディーに昇華されている。全体にソット・ヴォーチェ歌唱が求められる。本稿では既出版の譜面をすべて詳細にチェックした上で、アーティキュレーションの位置などを最終決定した他、浄書でも音符のスペーシングや、歌詞のバランスなどに細心の注意を払っている。詳細な校訂報告、山田耕筰本人による「からたちの花」歌唱法付き。
「かやの木山の」 1922年7月30日に作曲された歌曲で、「AIYANの歌」に次いで北原白秋の詩による最初期のもので、コドモ社刊「童話」第3年10月号に詩と楽譜が同時に掲載された。前作の「AIYANの歌」が既刊の詩集からテキストを取ったのに対して、本作は山田による作曲が前提となって書かれた新作の詩であり、山田耕筰と北原白秋の輝かしいコラボレーションの第1作はこの作品と言っても過言ではない。
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[楽曲解説]
「からたちの花」
1924年作曲。北原・山田コンビによる最高傑作であるだけでなく、日本歌曲最大の傑作と言っても過言ではない名曲である。「よ」を脚韻にしたのどかな 詩から溢れるリズムを大切にすくい取り、語りかけるような緩やかなメロディーに昇華されている。全体にソット・ヴォーチェ歌唱が求められる。本稿では既出版の譜面をすべて詳細にチェックした上で、アーティキュレーションの位置などを最終決定した他、浄書でも音符のスペーシングや、歌詞のバランスなどに細心の注意を払っている。詳細な校訂報告、山田耕筰本人による「からたちの花」歌唱法付き。
「かやの木山の」
1922年7月30日に作曲された歌曲で、「AIYANの歌」に次いで北原白秋の詩による最初期のもので、コドモ社刊「童話」第3年10月号に詩と楽譜が同時に掲載された。前作の「AIYANの歌」が既刊の詩集からテキストを取ったのに対して、本作は山田による作曲が前提となって書かれた新作の詩であり、山田耕筰と北原白秋の輝かしいコラボレーションの第1作はこの作品と言っても過言ではない。