KYS:006

つばくろの歌/焦土の秋

本文:8ページ
価格:500円(税別)

[楽曲解説]

「つばくろの歌」
 1945年9月、戦後最初に手がけた作品。5月25日の東京大空襲で新潮社倉庫に預けていた自筆の原稿類の殆どを焼失。東京都音楽団を作り、楽壇再興を目指していた時期である。冒頭の「軽く・寂しく」の指示にあるように、軽快さをそなえながらも失われた多くのものに対するやるせなさが漂う作品である。日本放送出版協会、第一法規出版から譜面は出されていたが、現在はどちらも入手不可能で、復刻が望まれていた作品の一つ。

「焦土の秋」
 「つばくろの歌」と同じ頃に書かれた、山野井博史の詩による作品。第一法規出版による山田耕筰全集第7巻に初収録されたが、その後絶版となり、譜面の入手が非常に困難になっていた。

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