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哀詩『荒城の月』を主題とする変奏曲


価格:800円(税別)

[楽曲解説]

 1917年作曲。滝廉太郎が作曲し、東京音楽学校編『中学唱歌』に1901年に収録されていた「荒城の月」に伴奏を付けて出版している。その際山田は滝の書いたメロディーの一部を変更し、テンポも半分に落とすなどの改変を加えている(現在普及しているのは、その山田による改変版である)。山田は更にこのメロディーを主題とした壮大なピアノのための変奏曲を編み出していく。作品は陰鬱な序奏の後に現れるテーマと11の変奏からなっており、山田の優れた変奏技法、さらにはピアニズムに対する豊かな筆致を見ることができる。同年7月に作曲者自身のピアノによって初演。


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