『エレクトロニック・ミュージシャンが知っておくべきミックス&サウンドメイクの手法』
弊社で編集を手がけた『Ableton Liveでエレクトロニック・ミュージックを作る プロのアイデアとテクニック』(横川理彦との共著)、『エレクトロニック・ミュージック・クリエイターのための作曲アイデアと表現テクニック』に続く、竹内一弘氏のエレクトロニック・ミュージック制作の指南書第3弾が登場しました。
出版社:シンコーミュージック
著者:竹内一弘
B5変型判/160ページ/CD付/2,592円(税込)
発売日:2017/04/28
【概要】
本書はエレクトロニック・ミュージックをターゲットにしたミキシング、サウンド・メイキングの方法を解説するもの。筆者が同じくエレクトロニック・ミュージックをテーマに書き下ろした前刊・前々刊同様に、目指すゴールを高めに設定してあります。
よく言われる「スネアをファットにするコンプの設定」などはある意味、無難なミックスのための方法。それを習得するのも大切ですが、本当の意味でのサウンド・メイキングはその先にあると考えるからです。
このジャンルではドラムマシンなどの電子楽器を用いることが多く、DAWも活用されているので、誰もが簡単に一定レベルへ到達できるという特徴があります。よって表現するための意識としては、無難にまとめるのではなく、音で強く主張することが重要。それを習得してもらうために、本書ではまず基本的な方法を紹介しつつも、更にその先にある「音に強度を持たせる手法」「音で主張する方法」を提示していきます。
つまり本書は単なるミキシング、サウンド・メイキングの解説書ではなく、それらを統合した方法論――電子音楽を志す人が知っておくべき“サウンド・デザインの流儀”を紹介するものと言えます。